そんなこんなで少なくとも10年以上は全くのノーメンテだったにも関わらず、故障らしい故障もなく黙々と働き続けてくれている丈夫な兄さんです。
SICAMをはじめ、専門のタイヤサービス現場で使われるチェンジャーってイタリア製が多いですよね。ウチのを見る限りでは長年のノウハウが堅牢な造りに現れているような気がします。
給油すらしていなかったので、数年前の冬にパッキンからでしょう、チャック爪を閉じた時にシューッてエアが漏れました。けれどもさほど保持力の低下も感じられず使用上問題が無いので使い続けていくうちにまた止まりました。
翌年導入したバランサーの設置時についでに見てもらいました。パッキンセットはもう無いかもしれないとのこと。裏のレギュレータを上げて爪の保持力を強めてくれました。さして変わらなかったけど。
このチャッキングの弱さとアームのたわみに何度泣かされた事か・・・
外側からのチャッキングでは爪が停止しないから非常に固定しにくい。ただ最近になってペダルの微妙な操作で止められる事を会発見。
ちょっと固いタイヤを外す時にホイールを残したままズリズリ空回り。アームが下・左とたわみ、どんどんホイール向けて迫ってガリ!そこから抜き差しならぬ状態。クリアランスをかなり取ると付け外しの時が死ぬほど固い。当然チャック爪にも負担が・・・また、アームがスイング方式のため、ヘタ打つとブンっとアームが戻ってきてヒヤッとしたことも。
逆に言えば辛い辛い経験をさせて貰ったおかげで少しは技術が向上しました。
ロープロ外す時はホイールナットをリムに咬ませて戻るのを防いだり、レバー2本を駆使して組みつけて行く技などをタイヤ屋さんに教えて貰い、何度も練習しました。
しかし、あんな地獄を見るのはもうたくさん!と新しいチェンジャーの導入を決意したのです。
今でもこの機械は健在。軽の鉄ホイールなら内側チャックで簡単だし、スイングアームのおかげで素早い着脱ができます。また、時々入るドロ・サビもつれの農機タイヤ脱着にも使っています。これからもよろしくたのむよっ
先生、如何でしょう?