祝日ということでたくさんの人が並んでおりました。先客は某地方自治体の公用車でやって来たオジサマ連中。
高知の人間は甘いもの嫌いの人は少なく、酒のアテに羊羹をつまむといった、いわゆる二刀流=お酒も呑むけど甘いものも好きな人が多いです。『美味しんぼ』87巻で“高知は歴史的背景から料理の味付けが甘い”と指摘されるまで我々地元も者は思いもよらなかったことですが、そのとおりですわ。
というわけで、おんちゃん達が終わった後にいざショーケース前に立つと、橙色のアイスが無い!他のものは明らかに牛乳使っているもの・・・おねえさんに尋ねてみました。
「今日はポンカンありませんか・・・?」
「すいません、午前中で売切れてしまいました・・・」
これは困った。これだけ美味しそうな物をお店の周りでみんなが食べている中でこの子だけ食べられない事態に。とりあえず我々の分だけ持ち帰り用にしてもらい、子供には家にあるシャーベットを食べさせるか・・・
「蜜柑は食べられますか?ここに試食用がありますので・・・」
と気遣ってくれるおねえさん。その隣にいたお兄さんが奥の厨房に入り、中の男性に声を掛けていたら、出来立てのポンカンアイスが入ったバットを持ってきてくれました。この3連休かなりの数が出るだろうということで、今日の内から準備し始めた明日の分だったようです。
「済みません、子供が喜びます!それをお願いします」
というわけで親子で美味しく頂きました。
うちの子に限らず、乳製品を摂取すると発疹が出る子は昨今決して少なくありません。そんな子供もこうして一緒に食べられるメニューがあるということは親として非常に嬉しく、ありがたいことです。・・・もしかしたら、そういう子供たちが注文したから売り切れたのかな・・・?ともあれ、ぜひ「牛乳なしメニュー」レギュラー化、お願いします!
先生、如何でしょう?