わやにすな

トサの103的こころ
カーエアコンが冷える。それはお客様から最も喜ばれるサービスメニュー〔デンゲン:エコマックス〕
「R12フロンの時代は頻繁にエキパン等からガス漏れしていたけど134aになった今は機械の性能も向上し壊れない・ガスも抜けない」という話を以前からよく聞かされ僕も漠然とそんなものだという認識でした。

 昨年の期末、お金が余っていたので以前から勧められていたデンゲンのエコマックスを導入しました(高額なので減価償却対象にはなるんですけど)。

 POEにも対応した2系統タイプもありますし今後は1234yfも増えてくる可能性がありますが、現在当方で取り扱っている車両のほとんどがいまだPAGなのでシンプルな1系統タイプを選びました。1234yf以外にも新冷媒が出てきていますし、慌てて買っても全然使わなけばただ老朽化が進むだけ。今後の動向を横目に見ていこうと思います。
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 〈クルマに充填されている冷媒を全回収、真空引きして再充填する〉リフレッシュ工程を全自動で行ってくれる機械です。
「最近のクルマは少量の冷媒を使っているため、充填量が少なくても多くても冷えが悪くなる」「どんな車両でも継ぎ目のOリングからジワジワガスは抜けている」という説明を受け、ほーほーと言いながらも正直そこまでの実感はありませんでした。主な目的としては、修理時のガス回収(ガス自体は安いけどシュワーッと大気開放するのは気が引ける)・真空引き&充填を自動で確実に行える事でした。
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 ジョイントバルブ。車両のバルブに接続し手前側のローレット部を時計方向に回すと開放。なので普段は締めっぱなしにしとかないとガスが噴出します。
 スズキの軽はエキマニそばにあったりしてヤケド注意。少しは考えてほしいよね。ほかにもグリルを外したりめんどくさい車両もチラホラ。ダイハツの軽乗用が一番素直。
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 メーター。現在の気温を黄色い針で合わせ、カーエアコンを作動(風量マックス・最強冷・窓全開・エンジン回転1800rpm・・・でも2千回転くらいでやってます)させてそれぞれの圧力をみます。
 この針の見方が今までサッパリ判っていなかったのですが、目安の黄色い針のおかげで台数をこなしていくうちに大体の感覚が身につきました。
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 操作パネル。電源を入れ、(1)の設定ボタンを押すとリフレッシュモードが選択され(2)で冷媒量を決定。車両のエンジンルーム周辺のラベルに規定量が書かれているのでその値を入力。無い場合は添付の資料あるいはググれば機器メーカーのデータが見られます(3)で確定させ、(4)のスタート&ストップスイッチを押せば作業が開始、終了したらブザー音でお知らせされm回収量・追加量・総充填量が表示されます。
 単体作業の場合は手動ボタンを押していって選択可能。
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 プリンター付きのタイプにしましたが、表示をスマホで撮影するので普段は使用していません。

 昨年はさほど使ってもいませんでしたが、今年は猛暑の影響もあり大活躍。チラシに載せたところパラパラッと一見様のお問い合わせが相次ぎました。オート〇ックスやイエ〇ーハットでも大きな店舗だとやってるところもあるようですが、お盆の繁忙期はめんどくさいのか体よく断られて…とご依頼いただいた方も。

 特に保有期間の長期化により10年以上お使いの軽自動車は機器の不良や明かなガス漏れを起こしていなくても、10年間ジワジワ抜けた影響で冷えがかなり悪くなっているお車が多いです。
 まず現状での低圧・高圧の状態を確認し、ガスが少ないようであればリフレッシュ施工を行います。長期間乗っていて初めてガス補充するお車・毎年ガス入れしないといけないようなお車はコンプレッサーオイルも減ってきているので蛍光剤入りオイルの注入をお勧めします(この場合、オイル缶に含まれる冷媒量を差し引いて機械を設定)。

 これまでは冷え不良=ガス不足と短絡的に考えがちでしたが台数をこなしていくうち「エアコンの冷えが悪い」という全く同じ主訴であっても実に多くのトラブルが原因で起こっている事が判りました。
 コンプレッサーやマグネットクラッチ不良のケースは勿論ですが、意外とあるのがオーバーヒートによるもの。
  ・ラジエータのファンモーター不良
  ・水漏れ(特にラジエータ・ウォーターポンプ)
  ・サーモスタット不良やラジエータキャップ不良
 問診で「乗り始めは冷えているけど、だんだん効かなくなる」となるとこれらが疑われます。オーバーヒートの場合高圧側パイプがヤケドするくらい高温になっていることが多いです。もちろんコンデンサーに泥などがベッタリ貼りついてもなるでしょうし、車種によればラジエータのファンモーター回転数を制御するECUがダメなものもあったり。 
 エンジンへの深刻なダメージにもなるので、エアコン不調で入庫したら真っ先にサブタンクの水量・ファンモーターの回転状態を見るようにしています。

 ガス減少だけが原因ならリフレッシュ施工で新車時に近い冷えが復活しとても喜ばれます。エアコンが冷えないのは前述のようなエンジントラブルの可能性があること・熱中症予防にもなるので必ずお申し出ていただきましょう。

 今回も単体売上で導入費用の元を取ってやるつもりで投資はしていません。従業員には新たなサービスメニューが加わりますがスキルアップとお客様に喜んでいただけるモチベーションアップを、そしてお客様からは更なる信頼獲得までを含めて元が取れればよいと思っています。

先生、如何でしょう?

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by tosamal | 2018-08-19 17:11 | 商売道具
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