新規格になって以降のダイハツ車・・・に限ったことではないのですが、エンジンチェックランプ点灯原因に【フロントO2センサーヒーター回路断線】がよくあげられます。
殆どの場合周囲に干渉するものも殆どなく現地交換が出来るほど簡単な作業なのですが、ごくまれに締めすぎているのかネジ山が潰れてしまっているものが・・・そうなると手間・時間が物凄く掛かりその日の予定が大幅にくるってしまう(もちろんお客様のご予定もですが)んですよね・・・元々工賃高くないから難儀したと言っても追加料頂きにくいし・・・。なにせマニホールドは触媒が使われているので軽四でも6,7万しますからおいそれと交換できない。 M18×1.5という特大サイズのネジは他に使われておらず、近所の同業者にタップを持っていないか尋ねましたが結局見つかりませんでした。
仕方なくストレートのO2センサー専用タップがお手軽で試してみましたが、材質が良くなく1回こっきりの使い捨てと思った方がいいです。結局割が悪いのでオススメしません。
トラブルは忘れたころにやってくる、L650ジーノで史上最悪の傷み方に遭遇。・・・今回のオチを先に言っちゃうと、L350Sタントの廃車からエキマニごと移植しました。 なお、L650S用とは品番が違う(ちなみに、調べた中ではL350SとL150Sは同じ品番でした)のですが、問題なく取り付けることが出来ました。
ただ今後他メーカー車などそんな荒業を使えないケースを想定しいくつか対策を考えてみました。
1.M18×1.5のタップ購入。
普通のタップです。メーカー品は高いのでストレートで購入でも専用品よりも材質はしっかりしていると思います。ダイスは安いのがないので今回は断念・・・まぁセンサーは新品に交換するケースがほとんどだとは思うので… 今度タップを試してみたらお知らせしますね。
2.リコイルでメネジ再生
ネジ山再生が出来ない場合にリコイルが使えるかをサイトのお問い合わせフォームで尋ねてみました。すると翌朝すぐにお返事をいただきました!
一般的なO2センサー(M8×1.5)にはスパークプラグ用(品番 38188;耐熱425度)ではなく、インコネルという素材を使用する(品番 38188X)の方が耐熱温度が550度まであるので好ましい(「使えます!」と公には言えないようですが・・・)とのこと。 おそらくキットそのものは同じもので、コイルだけが違うと思われますが、定価は前者 25,000円に対し36,000円とかなり違いますし、ストレートでは後者は扱っていません(要注文?)。125度の差がどれだけあるのかな・・・ あと、38181Xに加え下穴用Φ18.5mmのドリルを用意する必要があるとのこと。ドリルで広げた穴にコイルをねじ込んでいくタップなど他の物は38181Xに入っているそうです。 ※念のためご確認ください!
※ちなみに同じサイズには【M18×1.5】のあと【×7mm】(インコネルはこのサイズ)と【×1.5R】あるいは2.0R】の3通りがありますが、最後の数字はコイルの長さで、【直径の何倍の長さか】らしいです。
先生如何でしょう?