わやにすな

トサの103的こころ
室高に「おめでとう」、学園に「ありがとう」
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 財務省から発表された昨年最終四半期地域経済動向において、全国11地域すべてで景気が回復基調にあるとされた中で、わが高知県だけは唯一例外として前期より下方修正された。要するに周りから取り残され相変わらず不景気真っ只中ということである。
 
 農業、林業、水産業といった高知の根幹を支え続けてきた第一次産業が目も当てられない状況だ。かつては日本一といわれた促成栽培技術を完全に吸収・発展させた宮崎県どころか、安い外国産の大量輸入。厳しい農薬規制、原油高。そして追い討ちをかける地方切捨て政策。
 まさに不況和音。この県はこのまま衰退の一途を辿るのではないかという声もあちこちで聞かれる。そんな中、本当に久しぶりの明るい話題が飛び込んできた。

 室戸高校春夏通じての甲子園初出場!これには多くの県民が沸いた。僕もまるで自分の出身校が出場したかのように喜んだ。
 室戸市は台風接近の際にその名前が挙がる、高知県の東部のほぼ端に位置する港町である。最近では海洋深層水で一躍有名になった。けれども、市とは言えご多分に漏れず過疎化・高齢化が深刻な地域である。
 恐らく高校の生徒の多くはそんな地元で生まれ育った少年少女たちであろう。そんな彼らが甲子園の切符を自らの力で手にした。そう思うと胸が熱くなる。
 
 通常、センバツにおける四国ブロックの出場枠は2。事実上のセンバツ選考会となる秋季四国地区大会で決勝に残った2校がそれに当てはまる。だが、室戸高校は準決勝で高知高校(以下、「学園」)との同県対決でコールド負けを喫してしまう。残された希望は、過去何度も推薦され落選し続けている21世紀枠のみとなったかに思われた。
 しかし、11月に行われた明治神宮野球大会でなんと学園が優勝!ニュースの結果でしか快進撃を知らされなかったがこれには皆が感心し、喜んだ。そして、優勝のご褒美として学園が属する四国ブロックのセンバツ出場枠が1つ増えたという。これを聞かされた地元メディア・県民は「これで室戸が行ける!」と色めき立った。
 そうして迎えたのこ日。テレビ局は速報テロップを流し、地元紙は号外を出した。ここ数日、県内のあちこちで挨拶時の話題となっている。室戸出身の取引先に水を向けると「出身校なんです!」とのお返事。羨ましい限り也。我が母校は歴史の浅いところであるが、高知市内だし、ひょっとすればひょっとするかもしれない。

 しかし、家内の出身校が出場することはないだろう。徳島との県境近くの山にある高校には現在野球部がなく、この春の新入生を以って以降の募集をやめ、3年後に彼らを送り出した後、その役目を終え廃校となるのだ。
 彼女のもう一つの母校である実家にほど近い小学校は跡形もなく取り壊されている。そこで学び、自分を見守ってくれた学校が読んで字のごとく「無くなる」。まるで旧友を失ったような寂しさ・哀しさなのではないだろうか。
 室戸高校にはこれを機に、たくさんの生徒が地元校に通ってくれるようになり、また、市外からも入学生がやってくることを祈りたい。がんばれ、室戸高校そして室戸高校野球部!


先生如何でしょう?
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by tosamal | 2007-01-26 21:44 | Mr.スポーツ
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