新婦が幼稚園の頃から、新郎も中学からの知り合いで、これまた別な幼馴染の
紹介でお付き合いを始め、「いつ(結婚)するか、いつするか」と周囲から言われ続けた
長い交際の末、めでたくご成婚。
今回、二人から楽器演奏の依頼が我々友達連中に来ました。友人・親戚の披露宴の
余興として何度も演奏していますが(唯一、人前での発表の場です)、ああいうのって
聴いてくれるのは演奏・歌ってる人の周りほんの一握りのお客さんだけで、あとの人は
一向にお構いなく歓談してらっしゃるので良く言えば気楽にやれると申しましょうか
なんちゅうか。
しかし、今回は新郎がギターを構え、曲に合わせてカクテルドレスにお色直しした
新婦が登場・歌う!というまさにメインイベント。メチャクチャプレッシャーが掛かる
けども張り合いもあるぜ!なお手伝いでございました。
本番数ヶ月前のメンバー顔見せ。我々旧友たちに新郎の同僚を加えた6人でプロ
ジェクトはスタートしました。我々とは初対面だったドラム担当・同僚の方も実に礼儀
正しく人柄も素晴らしく、苦労人だけに僕などよりずっとしっかりしたナイスガイ。
すっかり仲良くなりました。
鍵盤担当は中学の友人で結婚式のオルガン演奏など人前での演奏経験豊富な
N女史。もちろんバンドの牽引役です。そして余興では必ず一緒に演奏しているベースの
幼馴染、後にはバイオリンの、これまた昔馴染が加わり総勢7名となりました。
無理を言って会場を何度も練習場に使わせて貰い、意見を出し合いながら完成度を
高めていきました。気心の知れたたくさんの仲間とのアンサンブルを楽しむ。久しぶりの
バンド活動は本当に楽しうございました。暫くぶりにこの喜びを味わう機会を与えて
くれた新郎新婦に多謝。演奏チェックは披露宴前日そして当日朝と、入念に行い
ました。そして。
イントロのバイオリンソロが流れる中、新婦がステージ横から登場。各パートが
演奏に加わり、歌い始めます。曲はかの"Can't take my eyes off you"。タイトルの
通り、大きく美しい瞳が印象的な新婦の熱唱に我々の演奏も誘発されます。お客さんも
ノリノリでステージ前へ集結し、踊る踊る。
奥の方の方々にも一緒に盛り上がってもらおうと、サックス吹きながら会場を練り
歩きましたがうーん。
ついつい力んで結構ミスったりもしましたが、そんなこと吹き飛ばすくらいにみんな
勢いがあって最高にイイ出来でした。そしてなにより、二人の良き想い出になって
くれればこれ以上の喜びはありません。せっかく結成したんだからこれからも
やろうね!
先生如何でしょう?